
この企画が生まれた理由
イベント企画の背景(企画者コメント)
地元福井にいながら、世界とつながる。
このイベントを企画したきっかけは、私自身の経験にあります。
私は福井市出身で、中高時代をアメリカで過ごし、現在は東京の大学に通っております。
地方・海外・都市部、3つの異なる環境で学生生活を経験する中で実感したのは、
”実践的な学びの機会って、住む場所によって全然違う”ということでした。
特に、「国際交流」や「英語を使う場面」は、その差が大きい。興味はあっても、対面でのワークショップやセミナーを「遠いから」「オンラインしかないから」という理由で諦めてしまうのはもったいない。そこで私は地方出身+帰国子女というバックグラウンドを活かし、「福井にいながら世界と出会える場所」「普段触れない学問に触れることのできる場」を作ろうと考えました。
テーマは「ジェンダー」。固いトピックに見えるけど、実はもっと身近な話かも。
最近よく耳にする「ジェンダー」って言葉。なんだか難しそう。自分には関係なさそう。意識高い人がよく使ってるイメージ。。。でも、ほんのちょっと日常を見つめ直してみてください。
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制服の選択肢や校則、もっと自由でもいいんじゃない?
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髪型や服装の校則って性別によって違うの変じゃない?
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「理系女子」ってなんで特別視されるの?
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恋愛話になると、女子だけ盛り上がるのが当たり前?
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男子は泣いちゃだめって、誰が決めたの?
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「デート代は男が払うもの」これってどこからきたの?
そんな日常的な「モヤモヤ」も、立派な”問い”です。
「ジェンダー」の分野は義務教育を通して深く取り扱うトピックではありません。そこで、小さな違和感から見える社会の構図や偏見、または実体験を他の高校生、海外経験のある大学生達や大学の先生と気軽に話し合ってみませんか?
英語を「学ぶツール」として
よくある英語学習のゴールは「英検合格」や「テストで高得点を取るため」。暗記作業も多く用いられる英語学習ですが、実践的な会話練習の機会は少ない傾向にあります。
このイベントを通して、英語「を」学ぶ従来の型から英語「で」学ぶ体験をしてみませんか?「英語に自信がない、、、」という方でも大丈夫。英語レベル、希望に合わせてグループ分けを行いディスカッションを実施しますので、英語でのコミュニケーションに不安がある方でも気兼ねなく参加していただけます。英語を「多様な視点に触れるツール」として感じてもらえたら嬉しいです。
学生が作ったイベントだからこそ
このワークショップは現役大学生が「高校生に届けたい!」という思いで企画したもので、先生が用意した「授業」ではありません。同じ若者である大学生と高校生であれば同じ目線で語り合うことで生まれる気づきや「あ、それわかる!」という共感、学びが生まれるでしょう。地元福井を「ジェンダー X 国際」という視点で見つめ直してみたら、何が見えてくるでしょうか?
大事にしてほしいのは「自分の考えを形成する力」「考えを言葉にする力」。正解はなくてもいいし、ないから面白い。ちょっとした違和感から始まる問いを一緒に考えてみましょう。

中垣内茉南
イベント企画者